「アレキパ」は、「白い街」と呼ばれるペルー第2の都市です。
街の背後には、まるで富士山のような「ミスティ山」がそびえています。
アレキパ大聖堂など、スペイン統治時代のコロニアル建築が数多く残る歴史的な街並みは、世界文化遺産に登録されています。
「アレキパ」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
アレキパとは
「アレキパ(Arequipa)」は、アンデス山脈の麓、標高2,335mの高地に位置するペルー第二の都市です。
アレキパは、1540年にスペイン人によって創設されました。
アンデス山脈に囲まれた肥沃な土地で、農業や鉱業が盛んに行われ、ペルーの重要な都市として発展。
19世紀には、ペルー独立運動において重要な役割を果たし、現在でもペルー南部の政治・経済・文化の中心地として重要な役割を担っています。
アレキパには、スペイン統治時代のコロニアル建築が数多く残っています。
「シジャール」と呼ばれる白い火成岩で作られた建物が多く、「白い街」と呼ばれています。
その美しい街並みは、2000年に「アレキパ歴史地区」として世界文化遺産に登録されました。
アルマス広場とアレキパ大聖堂
アレキパの中心部に位置する「アルマス広場(Plaza de Armas Arequipa)」は、街のシンボル的な存在です。
広場の周囲には、「アレキパ大聖堂(Basilica Cathedral of Arequipa)」や市庁舎など、歴史的な建造物が立ち並んでいます。
夜には、美しくライトアップされます。
1656年に建てられたバロック様式のアレキパ大聖堂は、アレキパで最も重要な宗教建築物です。
シジャールで作られたファサードは、精巧な彫刻で装飾されています。
サンタ・カタリーナ修道院
1580年に設立された「サンタ・カタリーナ修道院(Santa Catalina Monastery)」は、400年以上にわたって外部との接触を断っていた、謎に包まれた修道院です。
修道院内は、まるで迷路のように入り組んでおり、青い壁や赤い壁で彩られた美しい建物が並んでいます。
1970年に一般公開され、現在では観光スポットとして人気を集めています。
アレキパの富士山・ミスティ山
アレキパの街の背後には、標高5,822mの「ミスティ山(Misti)」がそびえ立っています。
富士山に似た美しい円錐形の火山で、「アレキパの富士山」とも呼ばれています。
アレキパへのアクセス
・リマから飛行機で1時間20分
・クスコから飛行機で1時間5分
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アレキパの世界遺産データ
登録名
アレキパ歴史地区
Historical Centre of the City of Arequipa
登録年・分類
2000年・文化遺産
登録基準
(i) (iv)
ユネスコ公式サイト
アレキパの基本情報
アレキパの住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
アレキパ
Arequipa
住所・地図
JF27+F69, Arequipa 04001, Peru
ベストシーズン
4月~10月
営業期間
通年
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
Municipalidad de Arequipa
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