「モネンバシア」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
ギリシャ・ペロポネソス半島にある「モネンバシア」は、海に浮かぶ岩山に築かれた中世の要塞都市です。
海に浮かぶその姿は、「ギリシャのモン・サン・ミッシェル」とも呼ばれています。
城壁に囲まれた町には、迷路のように入り組んだ石畳の路地やビザンティン時代の教会、古い石造りの家々が立ち並び、まるで中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
モネンバシアの概要
「モネンバシア(Monemvasia)」は、ギリシャのペロポネソス半島の東に浮かぶ小島です。
「Monemvasia」とは、ギリシャ語で「一つの入口」という意味。
その名の通り、この島は対岸にあるゲフィラ(Gefyra)と約200mの道でつながっています。
本土から一本の道で結ばれ、海に浮かぶ小島の様子から、「ギリシャのモン・サン・ミッシェル」とも呼ばれています。
モネンバシアの歴史は古く、6世紀にビザンティン帝国が軍事・交易拠点として要塞を築いたことに始まります。
その後、東ローマ帝国、オスマン帝国、ヴェネツィア共和国など、さまざまな国の支配を受け、その度に発展と衰退を繰り返してきました。
19世紀にギリシャが独立すると、モネンバシアは徐々に衰退し、多くの住民が本土へ移住してしまいました。
しかし近年、美しい景観と歴史的価値が見直され、観光地として再び脚光を浴びています。
中世の面影を残す街並み
ビザンティン時代に築かれた城壁が今も街全体を囲むモネンバシア。
迷路のような石畳の路地、ビザンティン様式の教会、そして古い石造りの家々が、訪れる人を中世へと誘います。
城壁内は、下の町と上の町に分かれています。
下の町には人々が暮らし、石畳の道沿いにショップやレストランが並びます。
広場周辺には、博物館となった「パレオ・ジャミ」や「クリストスエルコメノス教会」など、歴史を感じさせるスポットが点在しています。
アギア・ソフィア教会
一方、上の町は無人となっており、要塞跡やモネンバシアのシンボル的存在である「アギア・ソフィア教会」があります。
12世紀に建てられたビザンティン様式の教会で、内部には、美しいフレスコ画が残されています。
モネンバシアへのアクセス
・スパルタから車で約1時間40分
・アテネから車で約4時間
モネンバシアの基本情報
モネンバシアの住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
モネンバシア
Monemvasia
住所・地図
Monemvasia Municipality 23070 Greece
ベストシーズン
4月~6月
9月~10月
営業期間
通年
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
The Municipality of Monemvasia
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