【世界遺産】ハルシュタット（Hallstatt ）｜世界で最も美しい湖畔の町！見どころ・アクセスは？

ハルシュタットとは

オーストリア・ザルツブルグの東に広がる湖水地方「ザルツカンマーグート（Salzkammergut）」には、アルプスの山々が連なり、70以上もの湖が点在しています。緑豊かな自然と美しい湖が織りなす景観は、オーストリア帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世など、古くから王侯貴族の避暑地として親しまれてきました。また、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としても知られています。

「ハルシュタット（Hallstatt）」は、ダッハシュタイン山の麓、ハルシュタット湖畔にある小さな町です。木造の建物が山の斜面に張り付くように建ち並び、「世界で最も美しい湖畔の町」、「ザルツカンマーグートの真珠」と称されています。1997年に「ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観（Hallstatt-Dachstein / Salzkammergut Cultural Landscape）」として世界文化遺産に登録されました。

町の中心にある「マルクト広場（Marktplatz）」の周りには、ホテルやみやげ店などカラフルな建物が軒を連ねています。

ハルシュタット塩杭

「ザルツカンマーグート」とは、「塩の御料地」という意味で、先史時代から塩の採掘が盛んに行われていました。中でも、ハルシュタッタ周辺では、数千年に渡って塩の採掘が行われてきました。ハルシュタットの「ハル」はケルト語で「塩」という意味。ハルシュタットの町はずれには、古代ローマ時代から採掘されている岩塩杭「ハルシュタット塩坑（Salzwelten Hallstatt）」が残っており、内部を見学することができます。
標高838mに位置する岩塩坑の展望台からは、ハルシュタットの町を見下ろすことができます。その他、トロッコや滑り台などのアトラクションも楽しめます。

ハルシュタットへのアクセス

・ウィーンからザルツブルグまで飛行機で約1時間
・ザルツブルグからハルシュタットまで鉄道で約2時間30分

ハルシュタットの世界遺産データ

ハルシュタットの基本情報