鳥取県三朝町、三徳山に佇む「三佛寺」。
険しい山道を登った先にある国宝「投入堂」は、垂直に切り立つ岸壁に建てられた、他に類を見ない建築様式で、見る者を圧倒します。
投入堂へ至る道は、鎖やはしごを伝って登る険しい道のりですが、その苦労を乗り越えて辿り着いた時の感動はひとしお。秋には、山全体が燃えるような紅葉に包まれ、神秘的な雰囲気をさらに高めます。
「三徳山三佛寺投入堂」の見どころ、2024年の紅葉見頃、アクセス方法、駐車場情報などについて紹介します。
Contents
三徳山三佛寺投入堂の概要
「三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)」は、鳥取県の三朝温泉近くにある三徳山にある天台宗の古刹です。
706年(慶雲3年)に、役小角(役行者)によって開山されたと伝えられています。
断崖絶壁の窪みに建つ奥の院「投入堂(なげいれどう)」は、国宝に指定されています。
また、歴史的な建築物の数々とブナなど豊かな自然林を有する三徳山は、国の名勝および史跡に指定されているとともに、2014年には「大山隠岐国立公園」に編入されました。
投入堂は、平安時代後期(1086~1184)に建てられたと推定されています。
その建立方法は、現在でも解明されておらず、修験道の開祖・役行者が御堂を法力で投げ入れたという伝説が残っています。
日本一危険な国宝
投入堂を間近に参拝するためには、木の根や鎖をつかみながら、険しい山道を登って行かなければならず、「日本一危険な国宝」とも呼ばれています。
そのため、一人での参拝登山をすることはできません。
また、積雪や雨天時には参拝登山は禁止されるため、例年12月~3月にかけては参拝登山は禁止となります。
参拝登山が難しい場合には、国道21号線沿いにある「投入堂遥拝所」から、設置されている望遠鏡で投入堂を見ることができます。
文殊堂・地蔵堂からの絶景パノラマ
参拝登山の途中にある「文殊堂」と「地蔵堂」は、室町時代後期に建立された建築物で国の重要文化財に指定されています。
周りにめぐらされた縁からは、パノラマの絶景を楽しむことができ、晴れた日には日本海を望むこともできます。
三徳山三佛寺投入堂の紅葉見頃情報
三徳山三佛寺投入堂は、紅葉の名所としても知られ、「日本紅葉の名所100選」に選ばれています。
三徳山三佛寺投入堂の紅葉の見頃は、例年10月中旬~11月中旬です。
しかし、天候や気温によって変化しますので、最新の三徳山三佛寺投入堂の紅葉の見頃状況は、下記のサイトなどで確認してください。
三徳山三佛寺(国宝投入堂)|ウェザーニュース紅葉情報
三徳山三佛寺投入堂へのアクセス
三徳山三佛寺投入堂へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
電車・バスでのアクセス
・JR「倉吉駅」からバスで約30分、「三徳山参道入口」バス停下車
・JR「倉吉駅」からタクシーで約30分
車でのアクセス
・中国自動車道「院庄IC」から約50分
・米子自動車道「湯原IC」から約50分
駐車場
・約50台
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三徳山三佛寺投入堂の基本情報
スポット名の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
三徳山三佛寺投入堂(みとくさんさんぶつじなげいれどう)
Mitokusan Sanbutsuji Temple, Nageiredo
住所・地図
〒682-0132 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
マップコード
345 220 640*11(三徳山第1駐車場)
345 220 693*14(三徳山第2駐車場)
345 220 678*10(投入堂遥拝所)
※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。
連絡先
0858-43-2666(三徳山三佛寺)
0858-43-0431(三朝温泉観光協会)
ベストシーズン
紅葉:10月中旬~11月中旬
参拝登山:4月~11月
営業期間
通年
定休日
なし
営業時間
本堂・宝物殿
8:00~17:00
投入堂参拝受付時間
8:00~15:00(下山時間16:30)
※積雪雨天時は投入堂への参拝入山は禁止
料金
本堂・宝物殿
大人 400円
小・中学生 200円
本堂・宝物殿+投入堂参拝
大人 1,200円
小・中学生 600円
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
【公式】三徳山三佛寺
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