スプリット(スプリト)とは
アドリア海に面するクロアチアの「スプリット(Split)」は、3世紀末に古代ローマ皇帝ディオクレティアヌスが余生を過ごした宮殿の上に築かれた都市です。
7世紀に、皇帝の死後は廃墟となっていた宮殿跡に、侵略者に追われた近隣の住民たちが移り住み、新たな街を築き始めました。
高さ20mの城壁に囲まれた宮殿跡には、ディオクレティアヌス宮殿をベースに、ゴシックやルネサンス、バロックなどいくつもの建築様式が融合した街並みが残っています。
1979年、「スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群」として世界文化遺産に登録。
1997年に世界文化遺産に登録された「トロギール」は、スプリットの西にあります。
ペリスティル広場
ディオクレティアヌス宮殿には、東西南北に門があり、4つの門から伸びる道が交差する中心に「ペリスティル広場(Peristil)」があります。
広場では、コンサートやイベントが開かれ、多くの観光客で賑わうスポットです。
夜にはライトアップされます。
聖ドムニウス大聖堂
ペリスティル広場の東側に建つ「聖ドムニウス大聖堂(Katedrala Svetog Duje)」は、ディオクレティアヌス帝が自分の霊廟として建造したもので、7世紀頃にカトリック教会として利用されるようになりました。
当初は、ディオクレティアヌスの石棺が聖堂中央に安置されていましたが、後に破壊されたために現在は残っていません。
ロマネスク様式の鐘楼は、中世に追加されたものです。
鐘楼展望台からは、ダルマチア海岸とオレンジ色の屋根が並ぶスプリトの街を一望できます。
スプリットへのアクセス
・ザグレブ(Zagreb)から飛行機でスプリット空港まで約45分、スプリットまで車で約30分
・トロギールから車で約40分
》 クロアチアの絶景を探す
スプリットの世界遺産データ
登録名
スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群
Historical Complex of Split with the Palace of Diocletian
登録年・分類
1979年・文化遺産
登録基準
(v)
ユネスコ公式サイト
スプリットの基本情報
スプリットの住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
スプリット
Split
住所・地図
21000, Grad, Split, Croatia
ベストシーズン
5月~9月
営業期間
通年
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
Tourist Board of Split
Tripadvisor