南米アルゼンチン北西部に位置する「ウマワカ渓谷(ケブラーダ・デ・ウマワカ)」は、アンデス山脈 の壮大な自然と、1万年にもわたる人間の営みの痕跡が融合した世界文化遺産です。
渓谷には、「虹色の丘」と呼ばれるカラフルな岩山やインカ帝国時代の遺跡などが点在しています。
「ウマワカ渓谷(ケブラーダ・デ・ウマワカ)」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
「ウマワカ渓谷(ケブラーダ・デ・ウマワカ)」は、アルゼンチンの北西部、アンデス山脈の麓にある渓谷です。
グランデ川の浸食によって形成された渓谷で、南北に約155kmに渡って広がっています。
鉄や銅、硫黄などさまざまな種類の鉱物がカラフルな地層を生み出しており、別名「虹色の丘」と呼ばれています。また、渓谷周辺は、1万年以上前から主要な交易ルートであり、先史時代の狩猟採集民の集落やプカラと呼ばれるインカ帝国時代の要塞集落など、さまざまな遺跡が点在しています。
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7色の丘
2003年に、美しい景観とアンデスの文化を伝える遺跡群が「ケブラーダ・デ・ウマワカ(Quebrada de Humahuaca)」として、世界文化遺産に登録されました。
観光の拠点となるプルママルカ(Purmamarca)の背後には、「7色の丘(Cerro de los Siete Colores)」が広がります。
14色の丘
プルママルカから北に車で約1時間のオルノカル(Hornocal)には、渓谷随一の絶景を誇る「14色の丘(Serrania de Hornocal)」があります。谷を挟んで反対側にある標高約350mの展望スポットから一望できます。
ウマワカ渓谷へのアクセス
・ブエノスアイレス(Buenos Aires)からサルタ(Salta)まで飛行機で約2時間30分
・サルタからプルママルカ (Purmamarca)まで車で約2時間30分
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ウマワカ渓谷の世界遺産データ
登録名
ケブラーダ・デ・ウマワカ
Humahuaca Canyon / Quebrada de Humahuaca
登録年・分類
2003年・文化遺産
登録基準
(ii) (iv) (v)
ユネスコ公式サイト
ウマワカ渓谷の基本情報
ウマワカ渓谷の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
ウマワカ渓谷(または、ウマウアカ渓谷、ウマワーカ渓谷)
Quebrada de Humahuaca
住所・地図
Purmamarca, Jujuy, Argentina
ベストシーズン
3月~5月
9月~11月
営業期間
通年
Webサイト
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