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マーチャーシュ教会とは
「マーチャーシュ教会(Matthias Church)」は、ハンガリーの首都ブダペストの「ブダ王宮」がそびえる「王宮の丘」に建つカトリック教会です。正式名称は「聖母マリア教会」です。1015年に創建後、13世紀半ばにベーラ4世によって、ゴシック建築の教会として再建されました。その後、15世紀後半にマーチャーシュ教会1世によって増築されたことで、「マーチャーシュ教会」の名で呼ばれるようになりました。
戴冠教会として、歴代の国王の戴冠式や式典の舞台となりましたが、1541年にオスマン帝国によってブダペストが占領されると、モスクへと転用されました。
オスマン帝国の支配が終わった19世紀末に、教会の本来の姿を取り戻すための修復工事が行われました。その際に、建築家のシュレク・フリジェシュ(Frigyes Schulek)によって、カラフルなジョルナイ製タイルのモザイク屋根が加えられました。教会内部の光輝く黄金の柱や壮麗なフレスコ画、ステンドグラスなども必見です。
1987年、「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り(Budapest, including the Banks of the Danube, the Buda Castle Quarter and Andrássy Avenue)」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。
皇妃エリザベートゆかりの教会
「マーチャーシュ教会」は、ミュージカル「エリザベート」で知られる皇妃エリザベート(Elisabeth von Österreich)ゆかりの教会です。1867年、皇妃エリザベートは、夫であるオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(Franz Joseph I.)とともに、ハンガリー国王および王妃としての戴冠式に臨みました。
教会の2階には、戴冠式の時のドレスを纏った皇妃エリザベートの像が展示されています。
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ペスト終息の記念像「三位一体像」
「マーチャーシュ教会」の近くには、教会とともに世界文化遺産に登録された「三位一体広場(Szentháromság Tér)」と「漁夫の砦(Halászbástya)」があります。
「三位一体広場」に建つ高さ約14mの「三位一体の像」は、18世紀初めにペストの終息を記念して建造された像です。他に、初代ハンガリー王のイシュトバーン1世の騎馬像も建っています。
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ビュースポット「漁夫の砦」
「漁夫の砦」は、「マーチャーシュ教会」の修復を手掛けたシュレク・フリジェシュの設計した砦です。1902年に完成。ネオ・ロマネスク様式の7つ白亜の塔を持つ砦からは、「ハンガリー国会議事堂」など、ドナウ川と対岸のペスト地区を一望できます。
マーチャーシュ教会へのアクセス
・王宮の丘ケーブルカー駅から徒歩約10分
マーチャーシュ教会の基本情報
スポット名 マーチャーシュ教会 Matthias Church / Mátyás Templom |
住所 Budapest, Matthias Church, Szentháromság tér 2, 1014 Hungary |
電話番号 +36 1 355 5657 |
ベストシーズン 5月~10月 |
営業期間 通年 |
定休日 なし |
営業時間 月曜日~金曜日 9:00~17:00 土曜日 9:00~12:00 日曜日 13:00~17:00 |
料金 教会入場料 大人 2,000Ft 学生 1,500Ft 子ども 無料 シニア 1,500Ft 尖塔入場料 大人 2,200Ft 学生 1,700Ft 子ども 無料 シニア 1,700Ft |
Webサイト ※最新情報はリンク先をご確認ください。 【公式】Matthias Church Tripadvisor |
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