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長谷寺とは
「長谷寺(はせでら)」は、奈良県桜井市初瀬にある真言宗豊山派の大本山です。
686年(朱鳥元年)に道明上人が創建したと伝えられています。
木造仏としては日本最大級の本尊「十一面観世音菩薩立像」は、国の重要文化財に指定されています。
長谷寺は、『源氏物語』や『枕草子』、『更級日記』など多くの古典に登場する名刹です。
境内には『源氏物語』の玉鬘の巻に登場した「二本の杉(ふたもとのすぎ)」が今も残っています。
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懸造りの本堂
小初瀬山の中腹に張り出した懸造りの「本堂」は、徳川家光の寄進により1650年(慶安3年)に再建されたもの。
2004年(平成16年)、国宝に指定されています。
舞台からは、参道や長谷の山々を見渡すことができます。
399段の登廊
国の重要文化財に指定されている「登廊(のぼりろう)」は、屋根付きの399段の階段で、「仁王門」と本堂を結んでいます。
1039年(長歴三年)に春日大社の社司・中臣信清が子どもの病気平癒の御礼に寄進したとされています。
上中下の三廊に分かれており、上登廊は江戸時代、中・下廊は明治時代に再建されたものです。
花の御寺
長谷寺は「花の御寺」と呼ばれるほど、さまざまな花が咲き誇る寺です。
春には桜や牡丹、初夏には紫陽花、秋には紅葉など、季節ごとに美しい花を楽しむことができます。
長谷寺の牡丹
長谷寺はは、「長谷のぼたん」や「ぼたんの長谷寺」と呼ばれる日本屈指の牡丹の名所です。
長谷寺の牡丹は、唐の僖宗皇帝の第四夫人であった馬頭夫人(めずぶにん)が、長谷寺の観音様に願をかけ、その成就のお礼に牡丹を献木したのが始まりと伝えられています。
現在では、約150種、7,000株の牡丹が植えられており、毎年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。
登廊の両側や本坊前には、赤やピンク、白、黄色などさまざまな色の牡丹が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。
2024年長谷寺ぼたんまつり「春のぼたん」開催情報
牡丹の開花に合わせて、長谷寺ぼたんまつり「春のぼたん」が開催されます。
期間中は、「本尊大観音特別拝観」や「ぼたん献花祭」、特別法話などのイベントが開催されます。
2024年長谷寺ぼたんまつり「春のぼたん」は、下記の通り開催される予定です。
※開催情報は変更になる可能性があります。公式情報を事前に確認の上、お出かけください。
開催期間
2024年4月16日(火)~5月8日(水)
※特別拝観は3月1日(水)~7月7日(日)
ぼたん献花祭
2024年4月29日(月・祝)
12:30~
本尊大観音特別拝観
2024年3月1日(水)~7月7日(日)
3月 9:30~16:00
4月~7月 9:00~16:00
拝観料 1,000円
長谷寺の牡丹の開花状況
長谷寺の牡丹の見頃は、例年4月中旬~5月上旬です。
しかし、天候や気温によって変化しますので、最新の長谷寺の牡丹の開花状況は、下記のサイトなどで確認してください。
長谷寺便り|【公式】総本山長谷寺
長谷寺公式Facebook
長谷寺公式Instagram
長谷寺へのアクセス
長谷寺へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
電車・バスでのアクセス
・近鉄「長谷駅」から徒歩約15分
・JR「駅」からバスで約10分、「バス停名」バス停下車、徒歩約10分
車でのアクセス
・名阪国道「針IC」から約30分
駐車場
・70台
長谷寺の基本情報
長谷寺の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
長谷寺(はせでら)
Hasedera Temple
住所・地図
〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1
マップコード
266 394 760*73(長谷寺駐車場)
※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。
連絡先
0744-47-7001(長谷寺)
ベストシーズン
牡丹:4月中旬~5月上旬
アジサイ:6月上旬~7月上旬
紅葉:10月中旬~12月上旬
営業期間
通年
定休日
なし
拝観時間
4月~9月
8:30~17:00
10月~11月・3月
9:00~17:00
12月~2月
9:00~16:30
※ぼたんまつり期間等時間延長あり
入山料
大人 500円
中・高校生 500円
小学生 250円
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
【公式】総本山長谷寺
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