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世界で2番目に大きな一枚岩「ウルル」
「ウルル(Uluru)」とは、オーストラリアのほぼ中央にある世界で2番目に大きな一枚岩です。エアーズロック(Ayers Rock)の名で広く知られています。太陽の角度によって色をかえる様子は、とても神秘的。
高さ348m、周囲4.9㎞。地上に出ている部分は、岩全体のわずか5%程度であると推定されています。砂岩でできた岩で、約5億5000年前に地殻変動によって海底が地上へと隆起し、その後数回の大きな近く変動を経て、7000万年前に現在の形になったと考えられています。
ウルルへの登頂は以前は可能でしたが、2019年から禁止されています。
大小36の岩石群「カタ・ジュタ」
「カタ・ジュタ(Kata Tjuta)」は、ウルルの西約40㎞にある巨石群です。カタ・ジュタとはアボリジニの言葉で「多くの頭」という意味。高さ546mのマウントオルガをはじめとする大小36の岩から成ります。
カタ・ジュタは、花崗岩や玄武岩などさまざまな種類の石が固められた礫岩でできています。ウルルと同様に約70000万年前に現在のような形になったと考えられいます。
世界遺産「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」
ウルルとカタ・ジュタはアボリジニの聖地であり、「ウルル=カタ・ジュタ国立公園(Uluru-Kata Tjuta National Park)」に属しています。1987年に世界自然遺産に登録されましたが、古代壁画などアボリジニ文化の文化的価値が認められ、1994年に複合資産に登録されました。
ウルル=カタ・ジュタ国立公園へのアクセス
・エアーズ・ロック空港まで国内線でシドニーから約3時間30分、ケアンズから約2時間30分
・エアーズ・ロック空港から観光の拠点となる「エアーズロック・リゾート」まで無料シャトルバス(約15分)
ウルル=カタ・ジュタ国立公園の世界遺産データ
登録名 ウルル=カタ・ジュタ国立公園 Uluru-Kata Tjuta National Park |
登録年・分類 1987年・自然遺産 1994年・複合資産 |
登録基準 (v) (vi) (vii) (viii) |
UNESCO World Heritage Centre |
ウルル=カタ・ジュタ国立公園の基本情報
スポット名 ウルル=カタ・ジュタ国立公園 Uluru-Kata Tjuta National Park |
住所 Petermann NT 0872, Australia |
ベストシーズン 5月~8月 |
営業期間 通年 |
Webサイト ※最新情報はリンク先をご確認ください。 Uluru-Kata Tjuta National Park|Parks Australia Tripadvisor |