スペインの太陽が降り注ぐ地中海沿岸に、まるで夢のようなピンク色の湖が存在します。
その名は「サラダ・デ・トレビエハ湖」。
「ピンク・レイク」とも呼ばれるこの湖は、見る者を幻想的な世界へと誘います。
「サラダ・デ・トレビエハ湖」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
サラダ・デ・トレビエハ湖の概要
「サラダ・デ・トレビエハ湖(Laguna Salada de Torrevieja)」は、スペイン東部、バレンシア州アリカンテ県トレビエハ市にある塩湖です。
面積は約1,400haで、ヨーロッパ最大の塩湖の一つに数えられます。
湖の周辺は、隣接する「ラ・マタ塩湖(Lagunas de La Mat)」とともに、「ラ・マタ湖とトレビエハ湖自然公園(Parque natural de las Lagunas de La Mata y Torrevieja)」として保護されています。
湖の最大の特徴は、ピンク色をしていること。
塩分濃度は非常に高く、海水よりもはるかに塩辛いです。
そのため、湖岸には塩の結晶が堆積し、独特の景観を作り出しています。
また、この高い塩分濃度こそ、湖がピンク色をしている理由なのです。
なぜピンク色になるのか?
サラダ・デ・トレビエハ湖のピンク色は、湖に生息する微生物と、高い塩分濃度、そして日光が組み合わさることで生まれます。
湖水には、ドナリエラ・サリナという藻類が生息しています。
この藻類は、高塩分濃度の環境で生育し、強い日差しから身を守るためにβ-カロテンという赤い色素を生成します。
このβ-カロテンが、湖水に溶け込むことで、ピンク色に見えるのです。
湖水のピンク色の濃さは、季節や天候、時間帯によって変化します。
特に、夏の日差しが強い時期は、藻類がより多くのβ-カロテンを生成するため、ピンク色が濃くなります。
サラダ・デ・トレビエハ湖へのアクセス
・アリカンテ空港から車で約1時間
》 ピンクの絶景を探す
サラダ・デ・トレビエハ湖の基本情報
サラダ・デ・トレビエハ湖の住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
サラダ・デ・トレビエハ湖
Laguna Salada de Torrevieja
住所・地図
C. de las Lavanderas, 10, 03185 Torrevieja, Alicante, Spain
ベストシーズン
6月~9月
営業期間
通年
営業時間
散策自由
Webサイト
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