「ヒエラポリス-パムッカレ」は、トルコ南西部、デニズリ県に位置する世界遺産です。
トルコ語で「綿の城」を意味する石灰棚「パムッカレ」は、温泉水が長い年月をかけて造り出した、自然の造形美です。
そして、パムッカレの丘の上には、古代ローマ時代の都市遺跡「ヒエラポリス」が残されています。
世界遺産「ヒエラポリス-パムッカレ」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
Contents
白い石灰棚「パムッカレ」
トルコ南西部のデニズリにある「パムッカレ(Pamukkale)」は、真っ白な石灰棚が、棚田状に広がった世界的にも珍しい絶景です。
高台から流れ出す石灰分を含んだ温泉が、長い時を経て結晶し丘全体を真っ白いに覆ったもので、まるで雪景色のようです。
「パムッカレ」とは、トルコ語で「綿の城」という意味。
100以上もの石灰棚は、昼間は空の青さを映してブルーに、夕暮れ時には茜色に染まっていきます。
パムッカレでも、「カッパドキア」と同様に気球に乗って空から石灰棚を眺めることができます。
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石灰棚の上に広がる都市遺跡「ヒエラポリス」
石灰棚の丘の上に広がる「ヒエラポリス(Hierapolis)」は、ローマ帝国時代に温泉保養地として繁栄しました。
しかし、1354年の地震により廃墟に。
劇場やローマ式浴場などの遺跡が残っており、パムッカレとともに「ヒエラポリス-パムッカレ」として、1988年に世界遺産に登録されました。
遺跡が沈む温泉「パムッカレ温泉」
パムッカレの入口にある「パムッカレ温泉(Pamukkale Antik Havus)」は、温泉プールの底にローマ時代の遺跡が沈んでいる珍しい温泉です。
「クレオパトラのプール(Cleopatra Pools)」とも呼ばれ、遺跡の石柱などに腰かけて温泉に浸かることができます。
パムッカレへのアクセス
・イスタンブールからデニズリのチャルダック空港まで飛行機で約1時間15分、パムッカレまで車で1時間30分
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ヒエラポリス-パムッカレの世界遺産データ
登録名
ヒエラポリス-パムッカレ
Hierapolis-Pamukkale
登録年・分類
1988年・複合遺産
登録基準
(iii) (iv) (vii)
ユネスコ公式サイト
ヒエラポリス-パムッカレの基本情報
ヒエラポリス-パムッカレの住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
ヒエラポリス-パムッカレ
Hierapolis-Pamukkale
住所・地図
Güney Kapı, 20280 Pamukkale/Denizli, Turkey
ベストシーズン
4月~6月
9月~10月
営業期間
通年
定休日
なし
Webサイト
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