「タリン」は、バルト海に面したエストニアの首都です。
中世ハンザ同盟都市として栄えた当時の面影が色濃く残る旧市街は「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されています。
トームペア城や尖塔がそびえる教会、重厚な城壁、カラフルな建物、石畳の路地など、中世の雰囲気を満喫できます。
「タリン歴史地区」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
Contents
タリン歴史地区とは
バルト三国の一つ、エストニアの首都タリン(Tallinn)は、バルト海に面した美しい港町です。
タリンの歴史は、13世紀にデンマーク人がこの地に城を築いたことから始まります。
その後、ハンザ同盟に加盟し、バルト海交易の拠点として繁栄を極めました。
16世紀には、ロシア、スウェーデンなど、周辺国の支配を受けながらも、独自の文化と伝統を守り続けてきました。
重厚な城壁に囲まれた旧市街には、当時を偲ばせる石畳の路地や、尖塔が美しい教会、商人たちが暮らしたギルドハウスなどが立ち並びます。
まるで中世にタイムスリップしたかのような街並みは、「タリン歴史地区」として世界文化遺産に登録されています。
トームペア城
旧市街の丘の上に建つ「トームペア城(Toompea loss)」は、13世紀に築かれた城です。
現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。
バロック様式の城は、18世紀のロシア帝国支配時代に建造されたものです。
城内には、高さ50mの「のっぽのヘルマン」と呼ばれる塔があり、タリンの街やバルト海を一望できます。
トームキリク
「トームキリク(Toomkirik)」は、1219年に造営されたエストニア最古の教会です。
聖母マリア大聖堂とも呼ばれています
ラエコヤ広場
タリン歴史地区の中心部にある「ラエコヤ広場(Raekoja Plats)」は、中世の面影を残す美しい広場です。
周囲には、旧市庁舎やギルドホールなどの歴史的建造物が建ち並び、カフェやレストランもあります。
この広場では、1441年から毎年クリスマスマーケットが開催されます。
太っちょマルガレータ
「太っちょマルガレータ(Fat Margaret’s tower)」は、16世紀に建てられた砲塔です。
直径25m、高さ20mの巨大な塔で、かつては牢獄としても使用されていました。現在は、タリン海洋博物館として公開されています。
タリン歴史地区へのアクセス
・タリン空港からトラムで約20分
・ヘルシンキから高速船で約2時間
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タリン歴史地区の世界遺産データ
登録名
タリン歴史地区
Historic Centre (Old Town) of Tallinn
登録年・分類
1997年・文化遺産
登録基準
(ii) (iv)
ユネスコ公式サイト
タリン歴史地区の基本情報
タリン歴史地区の住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
タリン歴史地区
Tallinn Old Town
住所・地図
Lossi plats 1a, 10137 Tallinn, Estonia
ベストシーズン
5月~10月
営業期間
通年
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
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