岩手県平泉町ある「中尊寺」は、奥州藤原氏ゆかりの天台宗の寺院です。
2011年に世界文化遺産に登録。
平安時代の美術、工芸、建築技術の粋を集めた金色堂をはじめ、多くの国宝や重要文化財を有し、歴史と文化の重みを感じることができます。
紅葉の見頃には、ライトアップイベント「紅葉銀河」が開催され、秋の夜長に幻想的な紅葉の世界を堪能できます。
「中尊寺」の見どころ、紅葉見頃、「紅葉銀河」開催情報、アクセスなどについて紹介します。
中尊寺の概要
「中尊寺(ちゅうそんじ)」は、岩手県平泉町にある天台宗東北大本山の寺院です。
山号は開山、本尊は釈迦如来像です。
850年(嘉祥3年)、比叡山延暦寺の高層・慈覚大師円仁が開山したと伝えられています。
奥州藤原氏初代・藤原清衡が、前九年・後三年の役の犠牲者を弔うために、1105年(長治2年)から約20年の歳月をかけて、数多くの堂塔伽藍の造営が行われました。
境内は、「中尊寺境内」として特別史跡に指定。
2011年(平成23年)には、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成資産として、世界文化遺産に登録されました。
平安仏教美術の宝庫
14世紀に起きた火災により、金色堂を除く堂宇の大半を焼失。
しかし、国宝に指定された「金色堂」をはじめ、3,000点以上の国宝・重要文化財が現存しており、「平安仏教美術の宝庫」とも称されます。
国宝「中尊寺経」や「金色堂堂内具」など、中尊寺の宝物は、宝物館「讃衡蔵」で鑑賞することができます。
国宝「金色堂」
金色堂は、1124年(天治元年)に建立。
内外共に金箔で覆った阿弥陀堂で、極楽浄土を現世に再現するために造られました。
金色堂内の3つの須弥壇には、奥州藤原氏三代(清衡・基衡・秀衡)の棺が納められています。
金箔の輝きだけでなく、螺鈿や蒔絵、透かし彫り、象牙、宝石など、豪華絢爛な装飾が、極楽浄土の荘厳の世界を表現しています。
現在は、保存のため金色堂は覆堂に覆われていて、ガラス越しに拝観することができます。
2024年「中尊寺紅葉銀河」開催情報
中尊寺は、紅葉の名所としても知られています。
本堂から金色堂までの参道をはじめ、境内各所が紅葉で彩られます。
紅葉の見頃には、ライトアップイベント「紅葉銀河」が開催されます。
ライトアップされた覆堂や参道の紅葉トンネル、池に映える弁財天堂など、神秘的な雰囲気に包まれた境内で紅葉絶景を楽しめます。
2024年「紅葉銀河」は、下記の通り開催される予定です。
※開催情報は変更になる可能性があります。公式情報を事前に確認の上、お出かけください。
開催期間
2024年10月26日(土)~11月10日(日)
ライトアップ時間
16:00~18:30
※金色堂・讃衡蔵などの拝観は、11月3日までは17:00まで、11月4日からは16:30までです。
イベントの詳細
「中尊寺紅葉銀河」の詳細については、下記のサイトで確認してください。
紅葉銀河2024
中尊寺の紅葉見頃情報
中尊寺の紅葉の見頃は、例年11月上旬〜11月中旬です。
しかし、天候や気温によって変化しますので、最新の中尊寺の紅葉の見頃状況は、下記のサイトなどで確認してください。
中尊寺公式Facebook
中尊寺公式Instagram
中尊寺|ウェザーニュース紅葉情報
中尊寺へのアクセス
中尊寺へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
電車・バスでのアクセス
・JR「平泉駅」から徒歩約25分
・JR「平泉駅」から岩手交通バスで約4分、「中尊寺」バス停下車
車でのアクセス
・東北自動車道「平泉前沢IC」から約15分
駐車場
・中尊寺第1駐車場 148台
・中尊寺第2駐車場 322台
・坂の上駐車場 50台
》 紅葉の絶景を探す
中尊寺の基本情報
中尊寺の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
中尊寺(ちゅうそんじ)
Chusonji Temple
住所・地図
〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
マップコード
142 283 367*72(中尊寺第1駐車場)
142 283 550*14(中尊寺第2駐車場)
142 282 676*85(坂の上駐車場)
※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。
連絡先
0191-46-2211(中尊寺)
ベストシーズン
紅葉:11月上旬〜11月中旬
営業期間
通年
定休日
なし
参拝時間
3月1日〜11月3日
8:30~17:00
11月4日~2月末日
8:30~16:30
拝観料
大人 800円
高校生 500円
中学生 300円
小学生 200円
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
【公式】関山 中尊寺
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