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世界遺産・醍醐寺の概要
「醍醐寺(だいごじ)」は、京都伏見にある醍醐山一帯を寺域とする真言宗醍醐派の総本山。
弘法大師空海の孫弟子である理源大師聖宝(しょうぼう)が、874年(貞観16年)に笠取山山頂に結んだ草庵が始まり。
「醍醐山」の名は、聖宝によって名付けられたそうです。
200万坪にも及ぶ境内は、開創の地である「上醍醐」、国宝の五重塔などがある「下醍醐」に分かれています。
開創以来、数多くの建造物、仏像や書画などを守り続けており、国から指定を受けているものは、国宝75,537点、重要文化財430点もあります。
1994年(平成6年)には、「古都京都の文化財」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されました。
「醍醐寺」は、京都市伏見区に位置する真言宗醍醐派総本山です。 広大な境内には、国宝や重要文化財を含む多くの建造物が点在し、1994年には世界遺産にも登録されました。 春は桜の名所として知られる醍醐寺ですが、秋には境内全体が燃えるような紅葉に包まれ、また違った顔を見せてくれます。 紅葉の見頃には...
国宝の金堂と五重塔
本尊の「薬師如来坐像」を安置する国宝「金堂」は、豊臣秀吉の命により紀州(現在の和歌山県湯浅町)の満願寺の本堂を移築したものです。
秀吉が亡くなった後、慶長5年(1600年)に落慶しました。
国宝「五重塔」の高さは約38mもあり、そのうち約13mが屋根の上の相輪となっています。
天暦5年(951年)に、醍醐天皇の菩提を弔うために建立。
京都府下では、最も古い木造建築物で、塔の初重に描かれている「両界曼荼羅」や」「真言八祖(しんごんはっそ)」の壁画も、国宝に指定されています。
桃山文化の華やかさを伝える「三宝院」
本坊的な存在である「三宝院(さんぼういん)」は、永久3年(1115年)、第14世座主・勝覚僧正により創建。
快慶作の本尊「弥勒菩薩像」を安置する本堂など、多くの建物が国の重要文化財に指定されています。
さらに、桃山時代の寝殿造様式を伝える「表書院」と黒漆塗が施された豪壮な「唐門」は、国宝に指定されています。
また、豊臣秀吉が自ら基本設計をしたという「三宝院庭園」は、特別史跡および特別名勝に指定されています。
秀吉が愛した「花の醍醐」
醍醐寺は、平安時代から「花の醍醐」と称賛されてきた桜の名所です。
慶長3年(1598年)に、豊臣秀吉が贅を尽くした「醍醐の花見」を開いたことで広く知られており、「日本さくら名所100選」に選ばれています。
樹齢180年の大木「醍醐大しだれ桜」など、約700本の桜の木があり、春になると参道や境内のあちこちで、桜の花が咲き乱れます。
「日本さくら名所100選」とは 「日本さくら名所100選」は、1990年に公益財団法人日本さくらの会が選定した桜が美しいスポットです。 本記事では、北海道から沖縄まで、都道府県別に「日本さくら名所100選」に選定された100ヶ所の桜スポットを紹介します。 例年の見頃の時期や桜の品種、本...
2025年「豊太閤花見行列」開催情報
例年4月の第2日曜日には、「醍醐の花見」にならい「豊太閤花見行列(ほうたいこうはなみぎょうれつ)」が開催されます。
秀吉や北政所らに扮し、時代装束を身に着けた約300名の人々が、三宝院の唐門から桜の馬場を通って、金堂まで境内を練り歩きます。
開催日時
2025年4月13日(日)
13:00~
イベントの詳細
「豊太閤花見行列」の詳細については、下記のサイトで確認してください。
豊太閤花見行列|醍醐寺
醍醐寺の桜の見頃・開花状況
醍醐寺の桜の見頃は、例年3月下旬~4月上旬です。
しかし、天候や気温によって変化しますので、最新の醍醐寺の花の開花状況は、下記のサイトなどで確認してください。
醍醐寺公式Facebook
醍醐寺公式Instagram
醍醐寺公式X
醍醐寺|ウェザーニュース花見・桜名所情報
醍醐寺へのアクセス
醍醐寺へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
電車・バスでのアクセス
・JR「京都駅」から東海線・湖西線で「山科駅」まで約5分、地下鉄東西線に乗り換えて約10分、「醍醐駅」下車、徒歩約10分
・JR「京都駅」から奈良線で「六地蔵駅」まで約18分、地下鉄東西線に乗り換えて約5分、「醍醐駅」下車、徒歩約10分
・JR「京都駅」八条口から京阪バス「京都醍醐寺ライン」で約30分、「醍醐寺」バス停下車
・地下鉄「山科駅」から京阪バス(22または22A系統)で約20分、「醍醐寺前」バス停下車
・地下鉄「六地蔵駅」から京阪バス(22または22A系統)で約15分、「醍醐寺前」バス停下車
車でのアクセス
・名神高速「京都東IC」から約20分
・名神高速「京都南IC」から約30分
・阪神高速「山科IC」から約15分
・京滋バイパス「宇治東IC」から約25分
醍醐寺の駐車場
・100台
京都市山科区の「勧修寺」は、醍醐天皇が生母のために創建した門跡寺院です。 「玉の輿」の語源となった場所としても知られています。 隠れた桜の名所で、春には観音堂周辺や参道沿いを桜が彩ります。 「勧修寺」の見どころ、2025年の桜の見頃・開花状況、アクセス方法、駐車場情報などについて紹介します。 ...
仁和寺の概要 真言宗御室派の総本山である「仁和寺(にんなじ)」は、888年(仁和4年)に宇多天皇が父・光孝天皇の遺志を受け継いで創建した門跡寺院です。 明治維新まで皇族が代々住職を務めていたことから、「御室御所」とも呼ばれます。 1994年(平成6年)に、「古都京都の文化財」の構成資産とし...
東寺の桜 京都駅近くの五重塔で知られる世界遺産「東寺(とうじ)」は、秋の紅葉とともに、春の桜の美しさでも知られています。 桜の見頃は、例年3月下旬~4月上旬。 五重塔を背に咲き誇る「不二桜(ふじざくら)」をはじめ、約200本の桜が境内各所を美しく彩ります。 》 京都の絶景スポット 樹齢...
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醍醐寺の基本情報
醍醐寺の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
醍醐寺(だいごじ)
Daigo-ji Temple
住所・地図
〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22
マップコード
7 413 645*61(醍醐寺駐車場)
※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。
連絡先
075-571-0002
営業期間
通年
定休日
なし
拝観時間
夏期(3月1日〜12月第1日曜日)
9:00~17:00(16:30受付終了)
※春期・紅葉期間中は拝観時間の変更あり
冬期(12月第1日曜日の翌日〜2月末日)
9:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料(下醍醐)
三宝院庭園・伽藍
・通常期
大人 1,000円
中高生 700円
・春期(3月20日~5月GW最終日まで)
大人 1,500円
中高生1,000円
三宝院御殿特別拝観
大人・中高生 500円
※10月中旬~12月上旬
霊宝館本館・平成館特別展示
大人・中高生 500円以上(文化財維持寄付金)
秋期夜間拝観
秋期夜間拝観料(中学生以上) 1,000円
特別事前予約拝観料(記念品付) 1,300円
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
【公式】世界文化遺産 京都 醍醐寺
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