中国貴州省に位置する「梵浄山」は、2018年に世界自然遺産に登録された、武陵山脈の主峰です。
弥勒菩薩の聖地で、奇岩の上に建つ「天空の寺」の絶景でも知られています。
「梵浄山」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
梵浄山の概要
中国貴州省にある「梵浄山(ぼんじょうさん/Fanjingshan)」は、武陵山脈の主峰で、標高は2,570m。
中国仏教十山のひとつに数えられ、弥勒菩薩が修行した聖地として知られています。
かつては、山の上には48の寺院があり、1000年に渡って多くの僧が修行した場でした。
幸運のパワースポット「紅雲金頂」
高さ約100mの奇岩「金頂上」は、頂上付近が2つに割れており、それぞれに弥勒菩薩を祀る「弥勒殿」、釈迦を祀る「釈迦殿」が建っています。
割れた岩の間には橋が架けられており、橋を渡って弥勒殿と釈迦殿両方にお参りすることができます。
金頂上は、早朝に赤い雲に包まれることが多いことから、「紅雲金頂」とも呼ばれています。
「紅雲」は「幸運」と、発音が似ていることから、頂上まで登れば「幸運が訪れる」と信じられており、中国では人気のパワースポットとなっています。
頂上までは、階段を上って約1~2時間。
登山途中に見ることができる不思議な形をしたキノコ岩が並ぶ景観も見どころです。
貴重な生態系が残る世界自然遺産
梵浄山は、仏教の聖地としてだけでなく、貴重な動植物の生態系が残る場所としても知られています。
総面積567㎢もの広さがある自然保護区で、山の周囲のほとんどが森林で覆われています。
孫悟空のモデルといわれいる貴州キンシコウやハンカチキノなど、希少とされる動植物が数多く生息しています。「動植物の遺伝子バンク」とも呼ばれており、2018年には世界自然遺産に登録されました。
梵浄山へのアクセス
・観光の拠点となるのは、貴州省銅仁
・貴州省の省都・貴陽から銅仁までバスで約1時間30分
・銅仁から梵浄山麓までバスで約1時間30分
・梵浄山麓から標高2,100mまでロープウェイ
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梵浄山の世界遺産データ
登録名
梵净山
Fanjingshan
登録年・分類
2018年・自然遺産
登録基準
(x)
ユネスコ公式サイト
梵浄山の基本情報
梵浄山の住所・地図などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
梵浄山(梵净山)
Fanjingshan
住所・地図
Yinjiang Tujia and Miao Autonomous County, Tongren, China, 554409
ベストシーズン
4月~5月
10月~11月
Webサイト
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