「原岡海岸・岡本桟橋」の見どころ、ベストシーズン、アクセスなどについて紹介します。
千葉県南房総市の「原岡海岸」にひっそりと佇む「岡本桟橋(原岡桟橋)」。
どこか懐かしい、レトロな雰囲気漂う木造の桟橋は、映画『千と千尋の神隠し』の世界観を彷彿とさせます。
また、2025年1月公開の映画『366日』のロケ地としても話題になっている絶景スポットです。
岡本桟橋・原岡海岸の概要
千葉県南房総市、穏やかな波が打ち寄せる「原岡海岸(はらおかかいがん)」。
その中央に、まるで時代を遡ったかのようなノスタルジックな風景が広がっています。
それが「岡本桟橋(おかもとさんばし)」です。
「原岡桟橋(はらおかさんばし)」とも呼ばれるこの桟橋は、全長約160メートル、海に向かってまっすぐに伸びる姿が印象的です。
全国的にも珍しい木造の桟橋として知られており、その歴史は古く、大正時代に遡ります。
当時は漁港の施設として、漁船が行き交い、活気に満ち溢れていました。
1961年(昭和36年)まで、ここで多くの魚が水揚げされ、地域の人々の暮らしを支えてきたのです。
今では、当時の役割を終え、静かな佇まいを見せていますが、そのレトロな雰囲気は多くの人々を魅了し、訪れる人々に懐かしさと安らぎを与えてくれます。
『千と千尋の神隠し』の世界
木造の長い桟橋が海に向かって伸びる姿は、まるで映画のワンシーンのよう。
杏さんが出演したユーキャンのCMをはじめ、数々の映画やドラマのロケ地として使用されています。
ジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』の、千尋とカオナシが海原を走る電車に乗るシーンを彷彿とさせることでも知られています。
ダイヤモンド富士-夕日と富士山の絶景
原岡海岸は、東京湾越しに富士山を望む絶景スポットとして、多くの写真愛好家や観光客に人気です。
特に夕暮れ時は、息を呑むような美しさ。
燃えるような夕焼け空を背景に、富士山のシルエットが沖合いに浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出します。
海岸に延びる木製の桟橋には、等間隔に電灯が設置されています。
夕暮れ時になると、これらの電灯に明かりが灯り、水面に反射して、さらに幻想的な光景を生み出すのです。
また、5月上旬と8月上旬には、富士山頂に夕陽が重なる「ダイヤモンド富士」という特別な絶景を見ることができます。
日の入り時間と「ダイヤモンド富士」が見える時期は、下記のサイトで確認できます。
ダイヤモンド富士が見える街|南房総市観光協会
岡本桟橋・原岡海岸へのアクセス・駐車場
岡本桟橋・原岡海岸へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
電車・バスでのアクセス
・JR「富浦駅」から徒歩約10分
車でのアクセス
・富津館山道路「富浦IC」から約10分
駐車場
・約20台
岡本桟橋・原岡海岸の基本情報
岡本桟橋・原岡海岸の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
岡本桟橋・原岡海岸(おかもとさんばし・はらおかかいがん)
Okamoto Pier, Haraoka Beach
住所・地図
〒299-2403 千葉県南房総市富浦町原岡
マップコード
211 430 758*60(駐車場)
※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。
連絡先
0470-28-5307(南房総市観光協会)
ベストシーズン
ダイヤモンド富士:5月上旬・8月上旬
営業期間
通年
定休日
なし
営業時間
散策自由
料金
無料
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
岡本桟橋(原岡桟橋)|南房総いいとこどり(南房総市)
Tripadvisor

この記事を書いた 細江園絵 です。10年近く旅行ライターとして活動し、国内外の絶景スポットを巡ってきました。「素晴らしい景色を共有したい」「安心して旅をしてほしい」という想いで、自身の経験に基づいた信頼できる情報をお届けします。