奈良県奈良市の世界遺産「東大寺(とうだいじ)」の見どころ、御朱印などの拝観情報、アクセス・駐車場などの基本情報を紹介します。「奈良の大仏さま」を安置する大仏殿をはじめ、南大門の金剛力士立像、二月堂、法華堂の天平彫刻など、国宝に指定された建造物や仏像が多数点在する名刹の最新情報は以下のとおりです。
| 見どころ |
ユネスコ世界文化遺産(古都奈良の文化財)、大仏殿と盧舎那仏坐像(奈良の大仏)、南大門と金剛力士立像、二月堂(修二会/お水取り)、法華堂(三月堂)・戒壇堂の天平仏群 |
|---|---|
| 拝観時間・入堂料 |
拝観時間:境内自由 入堂料:大人 800円 / 小学生 400円 |
| 御朱印授与 |
授与所:大仏殿ほか各諸堂にて 御朱印料:300円 |
| アクセス・駐車場 |
・JR「奈良駅」等からバスで約8分、下車後徒歩約5分 ・第二阪奈道路「宝来IC」から車で約15分 ・駐車場なし(周辺の奈良登大路自動車駐車場等を利用) |
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東大寺の概要

「東大寺」は、奈良県奈良市にある華厳宗の大本山の寺院です。
「奈良の大仏さま」で全国に知られ、寺名は平城京の東側に建立された官大寺(国立の寺院)であることに由来します。
創建は奈良時代、聖武天皇の発願によります。
疫病や飢饉、政変が相次ぎ社会が不安に包まれるなか、聖武天皇は「仏の力で国を安らかにしたい」との願いから、国家事業として大仏の造立を進め、752年(天平勝宝4年)に盛大な大仏開眼供養が営まれました。

その後、平重衡の南都焼き討ち(1180年)と松永久秀の兵火(1567年)という二度の兵火で堂塔の多くを焼失。
そのたびに復興され、現在の主要な伽藍は江戸時代中期に整えられました。広大な境内には、大仏殿・南大門・二月堂・法華堂など国宝の建造物が数多く点在します。
1998年(平成10年)、興福寺や「春日大社」、薬師寺などとともに「古都奈良の文化財」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。
境内は奈良公園と一体で、野生の鹿が群れる奈良ならではの風景が広がります。
奈良の大仏さま

東大寺の本尊が、「奈良の大仏さま」として親しまれる「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」です。
747年(天平19年)に造立が始まり、752年(天平勝宝4年)に開眼。
像高は約15メートル、青銅で鋳造され、造立当初は全身に金メッキが施されていました。
二度の兵火による焼損と修理を経て、台座や脚部の一部に創建時の部分を残すのみで、体の大部分は中世、両手は桃山時代、頭部は江戸時代の作です。

大仏さまが鎮座する「大仏殿」は、幅約57メートル、奥行約50メートル、高さ約48メートルもある世界最大級の木造建築物です。
現在の建物は、1709年(宝永6年)に完成した3代目です。
大仏さま(盧舎那仏坐像)と大仏殿は、国宝に指定されています。
大仏殿の柱には大仏の鼻の穴と同じ大きさとされる穴が開けられ、くぐり抜けると無病息災のご利益があるとされています。
南大門と金剛力士像

「南大門(なんだいもん)」は、東大寺の玄関口にそびえる、高さ約25メートルの巨大な楼門です。
創建時の門は平安時代に台風で倒壊し、現在の門は鎌倉時代、重源上人によって再建されたものです。
大仏様(だいぶつよう/天竺様)と呼ばれる建築様式が用いられており、通し柱が上下2つの屋根を貫く豪快な構造が特徴です。

南大門には、金剛力士立像(仁王像)が左右に安置されています。
運慶・快慶をはじめとする慶派の仏師たちによって、わずか69日ほどで造り上げられたと伝えられています。
高さは約8.4メートル。
向かって左に口を開いた阿形(あぎょう)、右に口を結んだ吽形(うんぎょう)が立ち、その力強くダイナミックな造形は、鎌倉彫刻の最高傑作のひとつとされています。
南大門と金剛力士像は、国宝に指定されています。
お水取りの二月堂

「二月堂(にがつどう)」は、大仏殿の東方の高台に建つお堂で、国宝です。
旧暦2月に「お水取り」が行われることからこの名がつきました。
ここで毎年行われるのが、「お水取り」の通称で知られる「修二会(しゅにえ)」です。
752年(天平勝宝4年)以来一度も途絶えず続く行法で、3月の期間中、夜ごとに大きな松明が舞台で振り回され、火の粉が降り注ぐ光景は奈良に春を告げる風物詩となっています。
清水寺のような舞台造りの構造で、大仏殿の大屋根越しに奈良市街を一望でき、遠く生駒・信貴の山並みまで見渡せます。
とりわけ夕暮れ時の眺めは美しく、拝観無料で早朝や夜間も参拝できます。
天平彫刻の宝庫・法華堂

「法華堂(ほっけどう)」は、旧暦3月に法華会が行われることから「三月堂(さんがつどう)」とも呼ばれるお堂で、国宝です。
東大寺の建築のなかで最も古く、東大寺創建以前の前身寺院・金鍾寺の遺構とされ、733年(天平5年)の創建と伝えられます。
堂内には、本尊の不空羂索観音立像を中心に、日光菩薩・月光菩薩、四天王像など、創建以来の天平時代の仏像群が並びます。
その多くが国宝で、奈良時代の仏像彫刻の粋を一堂に鑑賞できる「天平彫刻の宝庫」といえる空間です。
戒壇院戒壇堂の四天王立像

「戒壇院戒壇堂(かいだんいんかいだんどう)」は、大仏殿の西方の小高い場所に建つお堂です。
「戒壇」とは、僧侶が守るべき戒律を仏前に誓う儀式「受戒」を行う場所を指します。
754年(天平勝宝6年)、唐から来日した鑑真(がんじん)によって聖武天皇らが受戒しました。その翌年、聖武天皇らが受戒された大仏殿前の土壇をこの地に遷して戒壇堂を築き、伽藍を造営したのが戒壇院のはじまりです。
現在の建物は、1732年(享保17年)の再建です。
見どころは、堂内の宝塔を四隅から守る塑造四天王立像です。
持国天・増長天・広目天・多聞天の四体からなり、天平彫刻の最高傑作のひとつとして知られる国宝です。
東大寺ミュージアム

「東大寺ミュージアム」は、東大寺の貴重な寺宝を保管・公開する施設として、2011年(平成23年)10月に開館しました。
館内は5つの展示室を備え、「東大寺の歴史と美術」をテーマに、常設展示や特集展示を行っています。
国宝の「日光菩薩・月光菩薩立像」をはじめ、数多くの国宝・重要文化財の仏像を、間近でじっくりと鑑賞できます。
東大寺の御朱印
東大寺では、大仏殿、法華堂(三月堂)、戒壇院千手堂、二月堂、四月堂、不動堂、俊乗堂、念仏堂、行基堂、指図堂、戒壇院戒壇堂の各堂で御朱印を頂けます。
| 大仏殿の授与時間 |
【4月 – 10月】 【11月 – 3月】 |
|---|---|
| その他諸堂の授与時間 |
8:30 – 16:00 |
| 御朱印料 |
300円 |
東大寺へのアクセス・駐車場
東大寺へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
| 電車・バスでのアクセス |
・JR「奈良駅」または近鉄「近鉄奈良駅」から、奈良交通「市内循環バス」で約8分、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約5分 |
|---|---|
| 車でのアクセス |
・第二阪奈道路「宝来IC」から約15分 ・京奈和自動車道「木津IC」から約15分 |
| 駐車場 |
東大寺には駐車場なし ※奈良公園周辺の「奈良登大路自動車駐車場(275台)」やコインパーキングを利用 |
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東大寺の基本情報
東大寺の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記のとおりです。
| スポット名 |
東大寺(とうだいじ) Todai-ji Temple |
|---|---|
| 住所・地図 |
〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1 |
| マップコード |
11 355 823*63(奈良登大路自動車駐車場) ※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。 |
| 連絡先 |
0742-22-5511(東大寺) |
| ベストシーズン |
桜:3月下旬 – 4月上旬 紅葉:11月中旬 – 12月上旬 |
| 営業期間 |
通年 |
| 定休日 |
なし |
| 拝観時間 |
境内自由 【大仏殿】 【法華堂(三月堂)・戒壇院】 【東大寺ミュージアム】 |
| 入堂料 |
大人(中学生以上) 800円 ※大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアムそれぞれに入堂料が必要 ※大仏殿・東大寺ミュージアムのセット券あり |
| Webサイト |
※最新情報はリンク先をご確認ください。 |
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この記事を書いた 細江園絵 です。10年近く旅行ライターとして活動し、国内外の絶景スポットを巡ってきました。「素晴らしい景色を共有したい」「安心して旅をしてほしい」という想いで、自身の経験に基づいた信頼できる情報をお届けします。


