永観堂とは
「永観堂(えいかんどう)」は、京都市左京区にある浄土宗西山禅林寺派の総本山です。
正式には「禅林寺(ぜんりんじ)」といい、山号は聖衆来迎山(しょうじゅらいごうさん)。
御本尊は「みかえり阿弥陀」と呼ばれる阿弥陀如来像。
首を左後方に傾けた姿が珍しい阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。
853年(仁寿3年)、空海の高弟・真紹僧都が真言宗の道場として創建。
その後、承暦年間(1077~1081年)に、7世住持となった永観(ようかん)律師が浄土念仏を人々に勧めて念仏道場となり、浄土宗の寺院へ変わっていきました。
禅林寺を永観堂と通称するのは、永観律師に由来しています。
もみじの永観堂
永観堂は、「もみじの永観堂」と称されるほどの京都屈指の紅葉の名所です。
その美しさは、平安時代には『古今和歌集』に詠まれるなど、古くから多くの文人たちに愛されてきました。
秋には、約3,000本ものカエデやイロハモミジが紅葉し、放生池や阿弥陀堂、釈迦堂周辺など境内をあでやかに彩ります。
特に、放生池から紅葉越しに見る多宝塔は、永観堂を代表する紅葉絶景です。
また、山の中腹にある多宝塔からは、まるで紅葉の海のような境内を見渡すことができます。
2024年「永観堂秋の寺宝展・紅葉ライトアップ」
紅葉シーズンの11月上旬から12月上旬にかけて、永観堂では秋の特別拝観として、寺宝展と紅葉ライトアップが開催されます。
永観堂は、国宝「絹本着色山越阿弥陀図」など、多くの寺宝を所蔵していますが、寺宝展では通常は拝観できない寺宝の一部が公開されます。
また、期間中は夜間拝観も行われ、紅葉が美しくライトアップされます。
朱色のカエデが放生池の水面に映り込み、さらに華やかな紅葉絶景を堪能できます。
2024年「永観堂秋の寺宝展・紅葉ライトアップ」は、下記の通り開催される予定です。
※開催情報は変更になる可能性があります。公式情報を事前に確認の上、お出かけください。
寺宝展
開催期間
2024年11月11日(月)~12月8日(日)
開催時間
9:00~16:00(17:00閉門)
拝観料
大人 1,000円
小中高生 400円
ライトアップ
開催期間
2024年11月11日(月)~12月1日(日)
開催時間
17:30~20:30(21:00閉門)
拝観料
中学生以上 700円
※寺宝展とライトアップは、入替制で継続して拝観することはできません。
※期間中は、自家用車および観光バス(マイクロバスを除く)の乗り入れはできません。
永観堂の紅葉見頃情報
永観堂の紅葉の見頃は、例年11月中旬~12月上旬です。
しかし、天候や気温によって変化しますので、最新の永観堂の紅葉の見頃状況は、下記のサイトなどで確認してください。
紅葉だより|京都観光Navi(京都市観光協会)
永観堂禅林寺|ウェザーニュース紅葉情報
永観堂へのアクセス
永観堂へのアクセス・駐車場は、下記のとおりです。
電車・バスでのアクセス
・地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約15分
・JR「京都駅」から市バス5系統で約30分、「南禅寺・永観堂道」バス停下車、徒歩約3分
車でのアクセス
・名神高速道路「京都東IC」から約30分
駐車場
・普通自動車 20台
※秋の特別拝観中は利用できません。
》 紅葉の絶景を探す
永観堂(禅林寺)の基本情報
永観堂(禅林寺)の住所・地図、営業時間、料金などの基本情報は、下記の通りです。
スポット名
永観堂・禅林寺(えいかんどう・ぜんりんじ)
Eikando, Zenrinji Temple
住所・地図
〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48
マップコード
7 650 408*06(駐車場)
※「マップコード」および「MAPCODE」は㈱デンソーの登録商標です。
連絡先
075-761-0007(永観堂)
ベストシーズン
紅葉:11月中旬~12月上旬
営業期間
通年
定休日
なし
拝観時間
通常
9:00~17:00(受付16:00まで)
秋の特別拝観
・寺宝展
9:00~17:00(受付16:00まで)
・ライトアップ
17:30~21:00(受付終了20:30)
※昼夜入替制で、継続しての拝観はできません。
料金
通常
大人 600円
小中高生 400円
秋の特別拝観
・寺宝展
大人 1,000円
小中高生 400円
・ライトアップ
中学生以上 700円
Webサイト
※最新情報はリンク先をご確認ください。
【公式】京都東山永観堂
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